教会旋法やモードを勉強している人は聞き馴染みのある「リディアンスケール」。
名前は知っているけれど、どういった並びで構成されたりどういった使い方が出来るか気になりますよね?
そしてこれらの学習は挫折者も多いことから敬遠されがちなスケールとも言えます。
そこで今回は「リディアンスケール(Lydian-Scale)」に絞って使い方と全キーのスケールを解説していきます。
リディアンスケールとは?
まずそもそも「リディアンスケール(Lydian-Scale)」とは何かについて説明します。
リディアンスケールとはメジャースケールを第4音から並べ直したスケールを指します。
どういうことかと言いますと、Cリディアンスケールで解説します。
Cが第4音目に来るスケールとなると「Gメジャースケール」になりますね?
以下:Gメジャースケール
G | A | B | C | D | E | F# | G |
ソ | ラ | シ | ド | レ | ミ | ファ# | ソ |
この赤い文字で表した「C」から始めるとCリディアンスケールになります。
以下:Cリディアンスケール
C | D | E | F# | G | A | B | C |
ド | レ | ミ | ファ# | ソ | ラ | シ | ド |
かといって、いちいち4度目を計算して・・・というやり方も面倒なのでメジャースケールの4度目の音を半音あげるのがおすすめです。
以下:Cメジャースケール
C | D | E | F | G | A | B | C |
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド |
↓
C | D | E | F# | G | A | B | C |
ド | レ | ミ | ファ# | ソ | ラ | シ | ド |
という風になるので、比較的簡単に覚えていただけると思います。
全キーのリディアンスケールをこの記事では掲載するので、いつでも見直せるようになっています。
そしてリディアンスケールを実際に使う上で、どういったところで使えるか覚える必要があります。
リディアンスケールを最も使う例としてはサブドミナント(SD)である「ⅣM7」の時にリディアンスケールを使います。
リディアンスケール全キー表
実際にリディアンスケールを全キーでまとめたので参考にしてください。
[Cリディアンスケール(C Lydian Scale)]
[C#リディアンスケール(C# Lydian Scale)]
[D♭リディアンスケール(D♭ Lydian Scale)]
[Dリディアンスケール(D Lydian Scale)]
[E♭リディアンスケール(E♭ Lydian Scale)]
[Eリディアンスケール(E Lydian Scale)]
[Fリディアンスケール(F Lydian Scale)]
[F#リディアンスケール(F# Lydian Scale)]
[G♭リディアンスケール(G♭ Lydian Scale)]
[Gリディアンスケール(G Lydian Scale)]
[G#リディアンスケール(G# Lydian Scale)]
[A♭リディアンスケール(A♭ Lydian Scale)]
[Aリディアンスケール(A Lydian Scale)]
[B♭リディアンスケール(B♭ Lydian Scale)]
[Bリディアンスケール(B Lydian Scale)]
これらのキーをいつでも見れるように掲載していますので、忘れた時はいつでも見返していただければと思います!
リディアンスケールにアボイド(アヴォイド)ノートは無い!
リディアンスケールにはアヴォイドノート(アボイドノート)は存在しません。
他の旋律にはアヴォイドノートは存在しますが、リディアンスケールには無いため安心して使用できます。
#11を有効活用することで、一層おしゃれなフレーズを編み出すことができます!